【セット内容】
・cryo-LSEM技術ライセンス (シリアル番号) ×1
・マニュアル ×1
・テフロン器具 (1回分) ×1
膜タンパク質解析用グリッド調製、イメージング、データ取得、構造解析の技術ライセンス(特許 US.11,994,525, JP.7046409, CN.116194781, KR.102588805, AU.2021372121)
cryo-LSEMは、電子顕微鏡用グリッドの炭素支持膜の孔に脂質二重膜を直接形成し、膜タンパク質を脂質二重膜中という、生理的条件に近い環境で保持・データ取得できる、クライオ電子顕微鏡用グリッド調製、イメージング、データ取得、および構造解析技術です。
今回は先行意向調査として、今後販売予定のcryo-LSEM技術ライセンスセットを限定20個、事前登録を受け付けさせていただきます。事前登録の際には「お問い合せ」から進み、必要事項を記入の上、コメント欄に「事前登録」と記載して、解析の標的となる膜タンパク質の名称、生物種名、UniProt IDを記載してご連絡ください。標的情報をご記載いただくのは、今回の技術ライセンスセットは非独占的実施権ですが、今後特定の膜タンパク質に対する独占的実施権を販売することを予定しているためです。大学との上位契約が締結され、販売が可能になりましたら購入手続きを優先的に案内させていただきます。また商品の性質上、この商品は企業、公共研究機関、大学などの法人に所属するお客様への業務目的での販売を想定しており、個人利用を目的とした販売は想定しておりませんのでご了承ください。このライセンスセットを用いて取得したデータの権利は原則的に全て顧客に帰属しますが、データを論文発表などによって外部に公表する場合は、適切なライセンスの下で取得したデータであることが分かるように当社の名称をAcknowledgementに表示してください。またグリッド調製実験と一次データ取得はライセンスセット受け取り後、一年以内に実施してください。
クライオ電子顕微鏡による膜タンパク質の構造解析では、特に高濃度、高純度のサンプルの必要性という課題がありました。本技術では、独自のプロトコルにより脂質二重膜をグリッド上に平面状に形成し、少量・低濃度のサンプルでも膜タンパク質を効率的に濃縮してデータ取得できます。既存技術では3D再構成の見込めないような、収量が低く、アフィニティ精製までしかできず、濃縮や高純度試料の調製が困難な試料や、膜タンパク質同士の不安定な複合体試料などの、困難な試料の3D再構成が期待できます。この技術を用いてこれまでに、0.03 mg/ml程度の濃度までしか濃縮できない不安定な膜タンパク質複合体のアフィニティ精製試料での3D再構成の実績があります。実施例はまだ限られますが、この技術の原理上、リポソームに埋め込めるような膜タンパク質であれば、脂質二重膜に埋め込んでのデータ取得が、広範な膜タンパク質について可能だと考えています。
この技術の対象は膜に埋め込まれて働く膜タンパク質であり、可溶性タンパク質には対応していませんのでご注意ください。
この技術で対象とする膜タンパク質試料は界面活性剤で可溶化された試料であり、リポソームやナノディスクなどの元々脂質二重膜に埋め込まれている膜タンパク質試料はこの技術の原理上、グリッド調製に適さないと考えられますのでご注意ください。
上位契約締結後に予定しているライセンスセットの販売では、テフロン器具の送付先情報を確認し、テフロン器具の生産が可能になったタイミングでプロトコルのリンクをお知らせし、シリアル番号を発行し、決済させていただきます。テフロン器具の生産開始後は、当社の責によりテフロン器具が届かない場合を除き、返金・キャンセルはできませんのでその旨ご了承ください。
テフロン器具の輸送時に、荷受人の居住国内で関税やサーチャージが発生した場合は荷受人自身でお支払い手続きを行ってください。
ライセンスセットはグリッド調製実験1回分と、調整したグリッドを用いたデータ取得、データ解析の技術ライセンスを含みますが、追加のグリッド調製実験を行う場合は再度ライセンスセットをご購入いただくことになります。1回のグリッド調製実験では最大8枚のグリッドが調製できますので8条件まで検討できます。
価格は米ドルでの表示になります。
テフロン器具やマニュアルの個別販売は行っていません、